研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Sema3Aはそのシグナル分子は脳・神経疾患との関与が報告されており、実際、アルツハイマー型認知症患者の死後脳において、Sema3A の発現が増加するとの報告がある(内田ら., Gene Cells 2005; Goodら., J Neurochem 2004)。従って、記憶形成の障害による疾患のメカニズムを解明するためにも長期記憶形成時のSema3A の生体内における分泌動態とそのメカニズムを明らかにすることは重要である。本研究で得られる知見は、Sema3A をターゲットとしたアルツハイマー病をはじめとする脳・神経疾患の治療法の開発につながると期待される。
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