研究課題/領域番号 |
17K15044
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
Firouzi Sanaz 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 客員共同研究員 (30793400)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | HTLV-1 / ATL / Personalized Medicine / Molecular Diagnosis / Nanopore Sequencer / Intratumor Heterogeneity / TCR clonality / Clonality analysis |
研究成果の概要 |
本研究でマルチオミックスアプローチを用いたHTLV-1感染細胞のクローナリティ解析は主に以下4つの成果を含む①NGSを用いたプロウイルス組込み部位に基づくクローナリティ解析は、ATLの分子診断、HTLV-1感染者のATL発生予測及び予後予測に応用できると示唆した。②MinIonシーケンサを用いた簡便、迅速、安価なクローナリティ解析法を開発した。③NGSエキソーム変異解析に基づきATL患者の腫瘍内不均一性(ITH)を証明した。④RNA-seqによるTCRクローナリティ解析はATL診断の個別化.予後予測および治療の評価に有用であり得ることを示した。
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自由記述の分野 |
Medical genome sciences
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は当研究の結果を4つの査読有学術雑誌や国内外の学会に発表することができた。 また得られた研究結果はATL・その他HTLV-1関連疾患における診断、予後予測、治療および個別化医療の実現への道を開いた。これらの研究成果を応じて本研究は世界の学術研究の進展または日本だけではなく世界中のHTLV-1感染患者の命と暮らしに貢献し続けることができる。
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