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2019 年度 研究成果報告書

Saving the frog: Understanding how Japanese frogs are resistant to a deadly worldwide fungal disease through in silico and in vitro assays of MHC and related immune genes

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15053
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生物資源保全学
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

QUINTIN LAU  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 客員研究員 (60794518)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードMHC / frogs / immunogenetics
研究成果の概要

本研究では日本のカエルのMHCという免疫遺伝子に注目した。MHCは特定の抗原を認識するもので、適応免疫において重要な役割を果たしている。世界中のカエルにとって危険な「ツボカビ」という真菌症があるが、東アジアのカエルはツボカビに耐性がある。日本のカエル12種のcDNAライブラリをシーケンスし、特にMHC遺伝子配列について詳しく解析した。配列中のアミノ酸の特性等を考慮し対立遺伝子の物理化学特性を推定すると、すべての種で類似の特性を持つ対立遺伝子を共有していることが明らかになった。このことは、日本のカエルのMHC遺伝子の進化はツボカビのような共存する病原菌に対して形作られてきた可能性を示す。

自由記述の分野

免疫遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、カエルの免疫遺伝学及び宿主と病原体の進化をさらに深く理解することに貢献する。
さらに、本研究は保全遺伝学分野において、『致死性のツボカビから全世界のカエルを守る』という最終目的の達成にも貢献できる。

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公開日: 2021-02-19  

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