マメ科作物やイネにおける、個葉光合成や群落成長の微気象応答およびその品種間差の解明を目的として研究を行った。ダイズやインゲンを用いた研究では、葉に蓄積する非構造性炭水化物による個葉光合成ダウンレギュレーションの生理メカニズムの種間差を明らかにした。群落成長の指標であるLAI(葉面積指数)の非破壊測定法の開発に取り組んだ研究では、イネ群落内外の微気象観測・分光計測から、移植から登熟期までのLAIを連続かつ非破壊的に推定可能になった。この手法を用い、イネ群落成長の微気象応答の品種間差・地域間差を解析する手法までを確立できた。
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