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2018 年度 研究成果報告書

緑茶による腸内細菌を介した肥満誘導性炎症抑制機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15268
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食品科学
研究機関信州大学

研究代表者

荻田 佑  信州大学, 先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所, 助教(特定雇用) (50738010)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード抗炎症効果 / 肥満モデルマウス / Flavonifractor plautii
研究成果の概要

本研究では肥満マウスにおいてFlavonifractor plautii(F. plautii)が脂肪組織炎症の軽減に寄与するメカニズムの解明を目的とした。F. plautiiはCaco2細胞への炎症性サイトカインの処理による腸管バリア機能の低下を抑制する傾向にあった。RAW264.7細胞を用いた抗炎症性評価系で、F. plautiiに抗炎症性があることを示した。OVA感作マウスにF. plautiiを投与すると腸管関連リンパ組織内においてFirmicutes門に属する菌が特異的に増加した。肥満マウスへのF. plautiiの投与により、精巣上体脂肪組織のTNF-α遺伝子発現が減少した。

自由記述の分野

食品機能学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、生活習慣病の起因となる、肥満にともなう脂肪組織の炎症が、食品(緑茶)摂取による腸内細菌Flavonifractor plautiiの増加で抑制されることが明らかとなった。食品の摂取による腸内細菌の変化に着目することで、食品による新たな生活習慣病の予防戦略をもたらしうると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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