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2022 年度 実績報告書

BMUはタンザニア漁家の生計向上に寄与するか

研究課題

研究課題/領域番号 17K15330
研究機関鹿児島大学

研究代表者

藤本 麻里子  鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 助教 (10555105)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード漁村 / 生産者組織 / マイクロファイナンス / ザンジバル
研究実績の概要

最終年度の2022年度は、COVID-19の世界的流行による海外渡航の制限が緩和されたことを受け、2年半ぶりに現地調査を実施することができた。COVID-19のパンデミック以前に行った予備調査の結果を踏まえ、現地で活動するマイクロファイナンス組織の運営実態の調査および、組織加入者へのインタビュー調査を実施した。
タンザニア本土においては、沿岸管理ユニット(BMU)という制度が発足し、漁業者、水産加工業者、造船業者など、様々な漁業・水産業にかかわる人々が資源管理や沿岸域の環境保全などに関する活動を担っている。しかしながら、ザンジバルではBMUは整備されておらず、漁村における生産者組織は発達していない。生産者組織とは性質を異にするが、タンザニア本土同様、近年ザンジバルではマイクロファイナンス組織の普及が著しい。
2019年度調査時に、調査村におけるマイクロファイナンス組織の活動状況及び、人々の利用状況を調査し、予備的な情報収集を行った。海外渡航が困難だった2020年度、2021年度は、2019年度までに収集したデータの分析及び、文献調査等を実施した。それらの内容について国内学会および研究会で発表した。また、2022年度にはこれまでの予備的調査の結果を踏まえ、より詳細な調査を行うことができた。現在、2022年度調査において収集したデータを分析中で、今後いくつかの学会で発表し、学術誌への投稿を計画している。

備考

ザンジバルの漁村で近年拡大している住民組織で、マイクロファイナンス組織の利用状況について、webエッセイに寄稿した。漁村の人々がどのようにマイクロファイナンスを利用しているのか、それはどのような意義があるのかを現地調査をもとに執筆した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] ザンジバルの漁村におけるマイクロファイナンス組織の興隆とその意義2022

    • 著者名/発表者名
      藤本 麻里子
    • 学会等名
      漁業経済学会大会
  • [備考] 借金は未来への投資(NPO法人アフリック・アフリカ アフリカ便り)

    • URL

      https://afric-africa.org/inafrica/verbs-05/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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