生態系保全型農業の持続性を高めるためには、環境面では保全活動の効果的な実施等が、経済面では関連農産物の販売・ブランド化による農業者の収益確保等が、社会面では農業者のみならず多くの関係者の理解・支持の獲得等が重要となる。 また、活動初年度から数年間においては、まずは環境面での活動を中心的に行い、生態系配慮型の農業生産技術を獲得した後に、関連農産物の販売・マーケティング活動を進めることで、生態系保全型農業や関連農産物のブランド化を図ることが期待される。そしてさらには、地域への活動の浸透や活動規模の拡大に向けた検討・実践を行うことが望ましい。
|