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2018 年度 研究成果報告書

不均一系触媒を用いた酸素酸化反応による環境調和型分子変換法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15430
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 化学系薬学
研究機関徳島文理大学

研究代表者

松本 健司  徳島文理大学, 薬学部, 講師 (20531817)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード不均一系触媒 / 酸素酸化反応 / 酸化カップリング / アシロキシ化反応 / ロジウム / ビアリール / トリプチセン / グリーンケミストリー
研究成果の概要

環境に調和した化学プロセスを実現する上で、真に効率的な触媒反応の開発が望まれる。酸素は最も理想的な酸化剤の1つであり、副生成物として水のみが生成する酸素酸化反応は、環境調和性に優れた合成反応である。申請者は、最近、入手容易な不均一系触媒が、酸素を酸化剤とする高活性な優れた不均一系酸素酸化触媒となることを見出した。本研究では、この知見をさらに発展させ、芳香環C-H結合を触媒的に直接酸素酸化する新規不均一系触媒反応を開発した。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

医農薬などのファインケミカル合成では、一般に多段階を要し多くの廃棄物を排出するため、地球環境に優しい合成技術の開発が強く望まれている。抗炎症、抗菌、抗腫瘍活性など広範な生物活性を示すことから、ビアリール骨格の環境調和合成法の開発は、有機合成化学における最重要課題の一つとなっている。今回開発した反応は、ビアリール骨格をはじめとする高度に官能基化された芳香環含有ファインケミカルの新しい合成戦略として期待される。本成果は、「環境に優しいものづくりプロセス」としてグリーンサスティナブル社会の実現に大きく貢献できる。

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公開日: 2020-03-30  

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