エピジェネティック修飾シトシンをオリゴ核酸へと導入するために必要なアミダイト体(原料)は非常に高価(5-カルボキシシトシンホスホロアミダイト: 約13万円/250mg)であるため、これら原料を安価に供給する手法の開発が必要不可欠である。したがって、本手法は5-カルボキシシトシン導入オリゴ核酸を簡便かつ安価に合成する手法としてエピジェネティクス研究の発展に資するツールになると期待される。また、トリフルオロメチル基を様々な置換基へと変換できることから、オリゴ核酸合成後修飾法として機能性オリゴ核酸創出への展開も期待される。
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