• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

三分割GFPを基盤とした免疫化学的蛍光センサーの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K15466
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 天然資源系薬学
研究機関九州大学

研究代表者

坂元 政一  九州大学, 薬学研究院, 准教授 (50610177)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード小型化抗体 / ハリントニン / ELISA
研究成果の概要

本研究課題では、強力な抗白血病活性を有するハリントニン(HT)の迅速かつ高感度な免疫化学的蛍光センサーの開発を目的としている。
先ず、VH-GFP10遺伝子とGFP11-VL遺伝子及びGFP1-9遺伝子を構築し、HTの存在下における蛍光検出を検討した。しかし、四元複合体の形成に伴う蛍光が認められなかった。そこで、GFP断片間の距離を近づけるようVH-GFP10-GFP11-VL(scFvGs)を構築し、その機能解析を行った。その結果、scFvGsがHTを特異的に認識することを見出したものの蛍光検出は僅かであった。これらの結果より、系の確立に向け更なる条件検討を要することが判明した。

自由記述の分野

分析化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究における対象化合物は低分子化合物であることから、二つの波及効果が考えられる。
一つは、違法薬物問題への貢献である。近年、社会問題となっている違法薬物は、その大部分が低分子化合物である。そのため、対象化合物HTを危険ドラッグや麻薬関連化合物へ置き換える事で社会問題となっている違法薬物の簡易迅速検出法へと応用できる。もう一つは、医薬品シーズ探索研究への貢献である。本システムの抗体遺伝子を他の受容体や疾病関連タンパク質に置き換えることで、無限の可能性を有する薬用資源から網羅的なスクリーニングが行なえ医薬品シーズの探索が可能となる。
本研究は、違法薬物問題や希少疾病医薬品開発問題の解決にも繋がる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi