非結核性抗酸菌症の感染源として考えられている土壌環境における非結核性抗酸菌について、非結核性抗酸菌の群集構造解析、並びに他の細菌や真核生物も含めた解析を進めた。その結果、(1)土壌環境には多様な種のNTMが存在し、M.avium、M.gordnaeは今回対象とした土壌には普遍的に存在していること、(2)M.aviumやM.gordnaeの存在割合と今回測定した物理化学的因子それぞれとの間には関連は見られないこと、(3)Mycobacterium属菌の群集構造にはサンプリングサイトとの関係が示唆されることなどを見出すことができた。
|