本研究では、がん進展におけるマイコプラズマの関与を個体レベルで明らかにするため、組織染色に使用可能な抗マイコプラズマ抗体の作製、及びマイコプラズマのin vivo発光イメージングシステムの構築を中心に行った。PFA固定マイコプラズマを抗原とし、腸管リンパ節法によるモノクローナル抗体作製を実施し、有用な抗体の取得に成功した。また、近赤外蛍光試薬 XenoLight Bacterial DetectionProbe 750 を用いて、マイコプラズマの蛍光標識を行い、in vivoイメージングが可能であることを見出した。本研究で作製したこれらの解析ツールにより、マイコプラズマの生体解析が可能となる。
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