研究課題
本研究は上皮間葉転換(EMT)を起こした乳がん細胞と免疫チェックポイントを解明し、乳癌の転移を抑制する治療法を見出し、乳癌患者の予後改善につながる基礎研究が目的である。令和元年度は平成30年度に見出した転写因子Zeb-1が転移性乳癌に対する治療標的分子として有用であるか評価した。その結果、in vivoにおいて、腫瘍増殖抑制効果及び転移抑制効果を確認した。以上のことから、本研究により見出したZeb-1が転移性乳癌の新たな治療標的分子として有用である可能性が示唆された。