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2018 年度 研究成果報告書

恒常的なNRF2の活性化がもたらす細胞老化誘導の意義とその分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15591
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医化学一般
研究機関東北大学

研究代表者

北村 大志  東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 助教 (20706949)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードNRF2依存性がん / Cdkn2a / 細胞老化 / 恒常的NRF2活性化
研究成果の概要

正常細胞において、発がん抑制機能を担っているNRF2が、どの時点からがんの悪性化に加担し、難治性のNRF2依存性がんの成立に至るのかは不明であった。本研究では、その分子機構を解明することにより悪性度の高いNRF2依存性がんの発生機構を解析した。本研究により、NRF2の恒常的な活性化によるがんの成立を阻止する細胞老化誘導機構の破綻が、NRF2依存性がんの発生毋地につながることが示唆された。

自由記述の分野

分子生物学 生化学 腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性度の高いNRF2依存性がんは、その発生機構が不明であった。しかし、本研究によりCdkn2aなど細胞の老化誘導機構の破綻が、「正常細胞においては発がんシグナルに対して防御的に働き、がん細胞では悪性化に貢献する」といったユニークなNRF2の機能変化を説明可能な一因子である可能性が示された。本研究で示唆されたこのようなメカニズムが、将来的に、NRF2依存性がんの治療標的になりうる可能性が示されたことも、本研究の重要な成果である。

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公開日: 2020-03-30  

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