HOIL-1Lの細胞死制御メカニズムを解明する過程でHOIL-1L UBLドメインがHOIPの安定性、細胞死制御に必須の役割を担っていることを見出した。またLUBACが三者複合体で初めて安定化するメカニズムを明らかにし、これまで知られていなかった、HOIL-1L/SHARPINの結合がLUBACの安定性に重要な役割を担っていることを明らかにした。また、同結合を阻害するペプチドを作成したところ、LUBACを不安定化し、がん細胞を死滅させることができた。上記に加え、HOIL-1LのRBRドメインがLUBACの直鎖形成を抑制することで細胞死を調節していることを見出した。
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