本研究では胃オルガノイドの安定した樹立法の確立と応用に取り組んだ。胃癌手術検体104症例より正常胃およびEBウイルス関連胃癌を含む胃癌オルガノイドの樹立を行なった。ヌードマウスの皮下にオルガノイ ドを移植しxenograftを樹立し組織像が手術検体の組織と類似した形態を保持している事が確認できin vivo胃癌モデルとして適切であること が証明された。今後薬剤スクリーニングのためにオルガノイドを用いる際には細胞レベルのみならずin vivoの検証にも用いることが可能となり胃癌の薬効評価に用いていきたい。
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