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2018 年度 研究成果報告書

FOP病態初期線維性細胞増殖機構の解明及び治療候補化合物の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15617
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態医化学
研究機関京都大学

研究代表者

趙 成珠  京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (50778678)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード進行性骨化性線維異形成症 / FOP / mTOR
研究成果の概要

本研究では、1.希少遺伝性疾患である進行性骨化性線維異形成症 (FOP) を抑える新たな候補物質の薬効評価及びメカニズム解明を行なった。その結果、AZD0530 やTAK165にはFOPで生じる異所性骨化を抑える効果があることがわかった。さらに、TAK 165はmTORシグナル経路を調節する作用があり、直接ではないもののmTOR シグナルを阻害していることを明らかにした。複数の薬剤を組み合わせることでより高い効果が得られる場合もあるため、今回の成果は、別の候補物質を提示す ることで、薬剤開発の可能性を高めるとともに、FOPが起こる分子メカニズムのさらなる解明につながると期待できる。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

FOP 病態の進行には長年進行を止める根本的な治療法が存在しない。本研究では先行研究の in vitro 病態再現系の解析で得られた治療薬候補化合物の異所性骨形成に対する治療効果をFOPモデルマウスを用いて評価した。さらに、治療効果を示した候補化合物の作用機序の解明を行い、新しい病態メカニズム発見および治療薬の開発に資することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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