肺癌細胞株及び線維芽細胞株を用いて、3次元培養での浸潤モデルの確立行った。作成された浸潤モデルのホルマリン固定パラフィン包埋検体から標本作成し、免疫組織化学的に線維芽細胞でα-SMAやCD10等の cancer associated fibroblast (CAF) 関連遺伝子の発現亢進を確認した。また、in situ hybridizationで、線維芽細胞でのmicroRNA発現の変化も検討した。 手術材料のCAF中にcalumeninなどのCAF 関連遺伝子やmiR-21の高発現が見られ、予後不良因子と考えられた。加えて、細胞株での機能解析でも、相互作用や浸潤の促進が示唆された。
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