研究成果の概要 |
肝細胞癌におけるERK核内発現強度・割合に基づき3群に分類したところ、ERK活性化肝細胞癌は血清α フェトプロテイン高値で低分化であり、脈管侵襲が多く、Cytokeratin19や SALL4等の胆管上皮/幹細胞マーカー, 細胞増殖や癌の悪性化に関連するとされるc-MET, 細胞増殖を反映するKi-67の高発現を呈し、高悪性度とされる胆管上皮/幹細胞マーカー陽性群に多く見られた。 また肝細胞癌の腫瘍内コラーゲンおよびエラスチン線維の定量解析を行い、臨床病理放射線学的に検討したところ、腫瘍内線維に富む肝細胞癌は、胆管上皮/幹細胞マーカー陽性群に多く見られた。
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