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2019 年度 研究成果報告書

細菌のゲノム再編成とそれによる持続感染機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15691
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関自治医科大学

研究代表者

佐藤 祐介  自治医科大学, 医学部, 助教 (20757265)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードブドウ球菌 / 持続感染 / ゲノム再編成 / 細菌感染症
研究成果の概要

黄色ブドウ球菌はヒトに感染症を起こす病原体である。本菌は皮下膿瘍などの局所感染症から敗血症などの全身性の感染症まで幅広い疾病を引き起こす。そして本菌は、しばしば、治療に抵抗し持続感染を示すことが知られている。この持続感染に関わる要因として、これまでパーシスター菌の関与が知られていたが、この研究ではゲノム再編成による新しい持続感染機構の解明を行った。in vitroおよびin vivo解析を進めた結果、本菌はゲノム再編成で変化する2つの表現型を巧みに利用することで生体内で生存していることが明らかになった。この研究により、黄色ブドウ球菌における新たな病原性の一面が明らかになったと考えられる。

自由記述の分野

細菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

黄色ブドウ球菌はヒトや動物の常在菌の一種としての側面だけではなく、感染症での分離頻度が高い病原菌としての側面を併せ持つ。本菌を原因とする感染症は、他の病原菌と比較しバリエーションに富んでおり、その一つが持続感染症である。治療を行っても奏功せず難治化するする症例や一度治癒したと思われても再発する症例が存在する。このような感染症に対して、本研究は基盤的な知見を与えられると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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