研究課題
若手研究(B)
1953年度より、すでにイソニアジドに耐性を示す結核菌が報告されるようになって、現在でもイソニアジドに対する耐性を示す結核菌が広まっている。そのため、イソニアジド耐性獲得機構の解明が急務となっている。本研究課題では迅速なイソニアジド感受性試験を可能とするために、イソニアジド耐性結核菌におけるkatG遺伝子上の変異とイソニアジド耐性獲得との関連を明らかにすること、並びにイソニアジドの構造を最適化することによって耐性菌が出現しにくい新規抗結核剤の開発を行うことを目的として研究を進めている。
細菌学
本研究課題は積極的に国内外の学術研究会において発表するとともに、論文著書として広く公開する。ホームページや報道機関の発表、市民公開講座等を通じて、研究成果を一般国民に向けて分かりやすく発信することも予定している。また、研究成果のうち必要なものについては特許の申請を行い、他の研究者や研究機関において利用可能な状態にする。