2017年度に行った予備的調査について論文を作成し発表した。 予備的調査の結果概要としては、緩和ケアチームへの依頼理由で多いのは痛み、不安、不眠等の症状であったが、実際にチームが介入した内容をみると、せん妄のケアや医療者サポートなど依頼理由には挙げられていない内容も含めて包括的に幅広く介入を行う傾向がみとめられた。せん妄は先行研究にあるように見逃されている可能性が考えられたが、医療者サポートや家族サポート、意思決定支援等については、必要性についての医師の認識不足が考えられた。以降については研究代表者異動等の都合で研究中断となった。
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