本研究では、B7ファミリーと自己免疫性甲状腺疾患との間に関連性があるのかどうか明らかとするために、我々は自己免疫性甲状腺疾患患者および健常群において遺伝子多型をタイピングし、B7ファミリー発現を調べた。その結果、我々は、CD80 rs1599795A/TおよびCD86 rs2222631多型がそれぞれ橋本病の重症度およびバセドウ病の活動性に関与しており、一方CD86 rs2715267A/C多型は橋本病の疾患感受性に関係しており、末梢血中B細胞におけるCD80発現また末梢血単球におけるCD86発現が自己免疫性甲状腺疾患の重症度および疾患感受性にそれぞれ関与する、以上の内容を初めて明らかとした。
|