研究成果の概要 |
BDNFが作用する受容体(trkB)のアゴニストである7,8-DHF(Dihydroxyflavone)での研究となったが、7,8-DHFの投与により、内因性鎮痛が回復することを確認した。 今後はα2A受容体拮抗薬を使用し、7,8-DHF投与と同様の結果となるかどうかを確認し、NSIAの回復にα2A受容体のdownregulation、AMPA受容体の活性化が関与する裏付けとして、各受容体抗体を用いた免疫染色法により青斑核での各受容体の発現を調べ、NSIAへの影響を調べる予定であったが、コロナ禍での臨床業務多忙のため予想していた研究成果を得られなかった。
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