人体ファントムを用いた測定を行った。また画像再構成の高速化を図り、画像再構成に要する短縮した。この過程でノイズの影響が再構成画像に大きく出てしまうようになったことから、ノイズ抑制フィルターを画像再構成アルゴリズムに加えた。新しく作成した画像再構成プログラムの性能をシミュレーションにより評価したところ、画像再構成にかかる時間を短縮しながらより高い画質の画像を得られることが確認された。これらを組み合わせることで、コンプトンカメラによりY-90の分布をイメージングすることができた。また測定性能を従来の機器と比較したところ、従来のシンチカメラ(SPECT)と同程度の分解能を得られることが確認された。
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