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2019 年度 研究成果報告書

一般日本人女性における不整脈の実態解明と時間医学モデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15827
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 疫学・予防医学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

久松 隆史  滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (60710449)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード不整脈 / 時間医学 / 脳動脈硬化 / 一般集団
研究成果の概要

頻発する上室性不整脈と無症候性脳血管障害との関連は十分に解明されていない。一般住民462名において、24時間心電図および頭部MRI検査を実施し、上室性不整脈および無症候性脳血管障害を評価した。頻発する上室性不整脈(ESVEA)は10回超/時の上室性不整脈と定義した。多変量解析において、ESVEAは独立して無症候性の白質病変および脳動脈狭窄の存在と関連した。一方、ESVEAとラクナ梗塞との間に統計学的に有意な関連を認めなかった。これらの所見から、頻発する上室性不整脈は無症候性脳血管障害を介して脳卒中発症の危険因子となる可能性が示唆される。

自由記述の分野

予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化の更なる進展の中で、健康寿命・社会保障費の観点からも、脳卒中の更なる予防戦略の確立が喫緊の課題である。本研究は、有病率が高く脳卒中との関連が指摘されている不整脈(心房細動・期外収縮、等)の分布・関連要因を明らかにし、日概リズムの概念に基づき不整脈(心房細動・期外収縮、等)の関連要因を明らかにした。特に脳血管障害と関連する不整脈・日内変動異常を検討し、不整脈の時間医学モデルを構築を試みた。わが国における一般集団での知見が乏しい不整脈に着目した、脳卒中の一次予防および健康寿命の延伸に資する、国内でも希少な研究である。

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公開日: 2021-02-19  

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