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2019 年度 実績報告書

サルコペニア、フレイル、動脈硬化、インスリン代謝と認知機能の相関解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K15898
研究機関愛媛大学

研究代表者

越智 雅之  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80648171)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードサルコペニア / フレイル / AGEs
研究実績の概要

愛媛大学病院抗加齢・予防医療センターの抗加齢ドック受検者を対象として、サルコペニアの指標として大腿筋肉量、フレイルの指標としてsimple frailty score、動脈硬化症の指標としてbaPWVおよびRadial AI、認知機能の指標としてタッチパネルスコアやMCI Screen、インスリン代謝の指標としてHOMA-IRやHOMA-βを用いて評価した。また、上記の指標間相互の相関関係を解析した。特に、サルコペニアやフレイルと認知機能障害の相関を明らかにしつつ、それに関係してインスリン抵抗性上昇・分泌低下や動脈硬化症のかかわりについてさらに詳細に検討を行った。前腕皮下のAdvanced Glycation Endproducts (AGEs)の蓄積とサルコペニア、フレイル、認知障害の相関を解析し、AGEs測定がそれらのリスク予見の新たなバイオマーカーとして有用かも検討を行った。その結果、中高年男性においてサルコペニアのバイオマーカーとして皮膚組織に蓄積したAGEs測定の有用性を見出した(2019年に学会発表)。これにより、簡便な指標による高リスク群の検出や生活習慣改善の目標設定が可能となる。このように、サルコペニアやフレイルがどのように動脈硬化症、認知症や糖インスリン代謝異常とかかわっているかを明らかにすることで、加齢性健忘症やMCIから認知症への進展の予防や生活習慣上で留意すべきポイントを、老年医学的観点から社会に提言できると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 皮膚に蓄積した終末糖化産物(AGEs)高値は男性におけるサルコペニアのリスク因子である2019

    • 著者名/発表者名
      松本清香、越智雅之、高橋杏奈、伊賀瀬道也、大八木保政
    • 学会等名
      第60回日本神経学会総会
  • [学会発表] 皮膚組織の終末糖化産物は高齢男性のサルコペニア・認知機能低下のバイオマーカーである2019

    • 著者名/発表者名
      越智雅之、松本清香、伊賀瀬道也、大八木保政
    • 学会等名
      第37回日本神経治療学会総会

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公開日: 2021-01-27  

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