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2020 年度 研究成果報告書

嚥下モダリティーと栄養免疫から診る認知症診断の確立と肺炎サスセプティビリティー

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15903
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関杏林大学

研究代表者

宮本 孝英  杏林大学, 医学部, 医員 (60792603)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード肺炎 / 嚥下機能 / 認知症高齢者 / 低栄養 / 胆嚢
研究成果の概要

認知症病型間で肺炎罹患率に違いを認め、肺炎罹患に関連する因子を解明した。肺炎罹患高齢者に低栄養、上気道防御反射低下および心房細動が存在すると、入院90日以内に死亡するリスクが高くなることを示した。また、認知症が進行すると経口摂取量が低下し、高度期にはほとんど摂食できない患者が増えることを示した。さらに、絶食状態が続くと胆泥形成を促進することが分かった。以上から、認知症罹患にともなう誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害発症の入り口と出口(死亡)、それに付随する症候を示した。

自由記述の分野

老年医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症病型間で肺炎罹患率に違いを認め、肺炎罹患に関連する因子を解明したことで、認知罹患高齢者における肺炎発症の予測ができることを示した。肺炎罹患高齢者に低栄養、上気道防御反射低下および心房細動が存在すると、入院90日以内に死亡するリスクが高いことを示した。また、認知症が進行すると摂食量が低下し、ほとんど摂食できない患者が増えることを示し、絶食状態が続くと胆泥形成を促進することが分かった。以上、認知症罹患高齢者の誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害の入り口と出口(死亡)に認められることを明らかにした。これは、認知症患者およびその家族に病態の進行予測を示す根拠になると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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