我々はエネルギー代謝の視点から、肝星細胞の活性化について研究を行い、アデニル酸アイソザイムB(AKisoB)が肝星細胞活性化と関係が深いことを見出した。 マイクロアレイ解析でAKisoBをノックダウンするとαSMAが2.7倍、Col1A1が2.1倍に増加した。AKisoBをprotein Aにつけたカラムで精製し、ウエスタンブロッティングで評価したところAKisoのバントの他にいくつかのバンドが確認された。以上の結果によりAKisoBは肝星細胞の活性化にかかわることが証明された。本研究により肝硬変の線維化改善治療薬の創薬、および肝線維化のメカニズム解析につながってゆくことが期待される。
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