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2018 年度 実績報告書

肝細胞癌の化学放射線療法におけるアポトーシスおよびオートファジーの役割

研究課題

研究課題/領域番号 17K15950
研究機関徳島大学

研究代表者

田中 宏典  徳島大学, 病院, 医員 (40792388)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード肝細胞癌 / 化学放射線療法 / 相乗効果 / アポトーシス
研究実績の概要

肝癌細胞において抗癌剤と放射線の併用によりアポトーシス増強による相乗効果が確認された。シスプラチン及びDPCのいずれにおいてもHuH-7の生存率は用量依存的に低下したが、DPCのIC50が低値であった(1.0 vs 2.0μM)。同様にHepG2に対するIC50はそれぞれ3.6μMと6.6μMでありDPCで低値であった。X線単独照射では、いずれの細胞も線量依存的に生細胞数が減少し、両細胞ともED50は5Gyであった。DPCとX線の併用ではcombination indexは1未満であり相乗効果を認めたが、CDDPでは相乗効果を認めなかった。抗癌剤単独群では用量依存的に、X線単独群でも線量依存的にcleaved PARP発現が増加したが、併用群ではさらに強くその発現が増加した。アポトーシス関連蛋白ではPUMAの発現が増加した。以上より、ミリプラチンとX線の併用は肝癌細胞に対して相乗効果を有することが示唆され、その機序としてPUMAを介するアポトーシスが推定された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] THERAPEUTIC EFFICACY OF CHEMORADIOTHERAPY WITH MIRIPLATIN FOR HEPATOCELLULAR CARCINOMA2019

    • 著者名/発表者名
      田中宏典
    • 学会等名
      DDW2019
    • 国際学会
  • [学会発表] Therapeutic efficacy of miriplatin in combination with radiotherapy for advanced hepatocellular carcinoma2019

    • 著者名/発表者名
      田中宏典
    • 学会等名
      第17回日本臨床腫瘍学会学術集会

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公開日: 2019-12-27  

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