研究課題
本申請研究では、「周細胞の多分化能を制御する新規因子の機能解析を行う」ことを目的とし、実験を行っている。この目的を達成するために、事前に以下の3つの目標を立てた。目標Ⅰ 多分化能をもつ周細胞の血管形成能に与える新規因子の作用解析目標Ⅱ 多分化能をもつ周細胞の間葉系幹細胞・神経幹細胞様分化能に与える新規因子の作用解析目標Ⅲ マウス下肢虚血肢での多分化能をもつ周細胞の作用に与える新規因子の役割解析申請者らは独自に樹立したマウス細胞株より同定したマーカーを用い、マウス正常組織より多分化能をもつ周細胞を分離し、in vitroにおいてその多分化能に影響を与える新規因子を同定した。
2: おおむね順調に進展している
事前の計画では1年目に目標Ⅰ・Ⅱの一部を行うことを予定していた。初年度終了の時点ではどちらも施行できている。
今後はin vitroでの検討を更にすすめ、新規因子が周細胞の多分化能に与える分子生物学的作用を解明していく。
旅費が想定よりも下回ったため、次年度使用額が生じた。
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