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2019 年度 研究成果報告書

日本人若中年収縮期高血圧の中心血圧・動脈硬化に関する前向き観察研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K15986
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関千葉大学

研究代表者

中込 敦士  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70792711)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード高血圧 / 若年 / 中心血圧 / 動脈硬化
研究成果の概要

若中年男性において孤立性収縮期高血圧(ISH)患者(収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg未満)が一定数存在することが知られている。本研究は日本人若中年ISHの特徴、中心血圧、動脈硬化度(cfPWV)を調べることを目的とした。18-49歳の男性432名を対象とした。ISH群の中心収縮期血圧は非高血圧群より高く、収縮期拡張期高血圧群(SDH)よりは低かった。cfPWVはISH郡で至適血圧群・血圧高値群より高くSDH群よりは低かった。しかし、年齢、心拍数、BMI、身体活動、中心平均血圧で調整すると有意な差は認めなかった。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

収縮期血圧(上の血圧)は高いが、拡張期血圧(下の血圧)は低い孤立性収縮期高血圧(ISH)が若中年男性に一定数存在する。本研究はISHがどの程度将来の重大な病気(心血管疾患など)の原因になりうるかと検討するために、432名の若中年男性を対象に中心血圧(体の中心部分の血圧)と動脈硬化度を測定した。ISH郡の中心血圧は高血圧でない人と比較して高く、収縮期拡張期血圧(下の血圧も高い)群と比較すると低かった。動脈硬化度は年齢やBMIなどの影響を加味するとISH郡と他の群で差は認めなかった。本研究から、ISHが将来の心血管疾患のリスクとなる可能性はあるもののさらなる検討が必要であることが示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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