研究課題
生後1日齢のマウス心臓より分離培養して得られたneonatal mouse cardiomyocyteを用いて、SiRNAを使用してUSMG5ノックダウンモデルを作成した。USMG5ノックダウンモデルの心筋を用いて、マイクロアレイによる心不全関連分子の網羅的な発現解析を行った。USMG5ノックダウン心筋細胞では、ミトコンドリア機能障害による細胞内活性酸素種(Reactive oxygen species: ROS)の蓄積からMAPKカスケードおよびApoptosisカスケードが賦活化され、心筋細胞障害の進行が予測されることから、Gene ontology解析にて心筋の線維化、炎症、肥大、酸化ストレスなどの心不全関連分子やアポトーシス関連分子を抽出し、それぞれに関してquantitative PCRおよびWestern blotを用いて発現の定量解析を行った。研究の成果を第82回日本循環器学会学術集集会にて発表した(演題名: DCM Phenotypes Induced by Knockdown of DAPIT in Zebrafish; A New Insight of Mitochondrinopathy; Symposium 13: Cardiomyopathy: New Aspect of Diagnosis and Treatment from Recent Knowledge) 。
2: おおむね順調に進展している
生後1日齢のマウス心臓より分離培養して得られたneonatal mouse cardiomyocyteを用いて、SiRNAによるUSMG5ノックダウンモデルを作成した。USMG5ノックダウンモデルの心筋を用いて、マイクロアレイによる心不全関連分子の網羅的な発現解析を行った。USMG5ノックダウン心筋細胞においては、ミトコンドリア機能障害による細胞内活性酸素種(Reactive oxygen species: ROS)の蓄積からMAPKカスケードおよびApoptosisカスケードが賦活化され、心筋細胞障害の進行が予測されることから、Gene ontology解析にて心筋の線維化、炎症、肥大、酸化ストレスなどの心不全関連分子やアポトーシス関連分子を抽出し、それぞれに関してquantitative PCRおよびWestern blotを用いて発現の定量解析を行った。
USMG5ノックダウン心筋細胞におけるATP産生能の評価を行う。
次年度の研究物品購入費用がより高額になると予測されたため。繰越学は実験で使用する試薬およびマウスなど小動物の購入に充てる。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
Scientific Reports
巻: 7 ページ: 17417
10.1038/s41598-017-17572-y