心臓移植術を受けた症例を対象とし光干渉断層計を用い移植後早期より経時的に冠動脈の観察を行い、De novoプラークの発症とドナー由来プラークの進展を評価し、また炎症性サイトカインとの関連についても検証した。移植後12ヶ月以内では、De novoプラークはドナー由来プラークと比較し増大率は大きく、その形態は繊維性プラークが主体であり、マクロファージの集簇は乏しかった。さらに血清インターロイキン31とDe novoプラーク発症に関連を認めた。一方で、その他の炎症性サイトカインであるインターロイキン1βやインターロイキン6、インターロイキン17、TNF-αなどとは関連を認めなかった。
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