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2018 年度 研究成果報告書

COPD急性増悪におけるIL-17Aの関与の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16042
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

松崎 博崇  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00782187)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードIL-17A / COPD / exacerbation / adam10 / adam17
研究成果の概要

好中球性気道炎症や気腫への関与が示唆されるIL-17AであるがCOPD急性増悪における役割は未解明な事が多い。本研究ではCOPDや急性増悪マウスモデルにおけるIL-17Aの関与を解析した。急性増悪の気道炎症はIL-17A KOマウスで有意に減弱し、IL-17Aの病態への関与が示唆された。野生型マウス、IL-17A KOマウスのウイルス感染モデルにおける全肺での遺伝子発現変動の差異を解析した所、ADAM 10、ADAM17の両分子に着目した。各モデルの全肺での発現を定量的PCRで評価した所、COPDや急性増悪モデルでADAM10、17の発現が変動しそこにIL-17Aが関与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

呼吸器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイルス感染を主因とするCOPD急性増悪におけるIL-17Aの関与や機序は未解明な事が多い。本研究の結果から、マウスモデルにおいて急性増悪の気道炎症にIL-17Aが関与する可能性が示唆された。さらに上述したRNA-seq解析から気道炎症や気腫化に対する治療標的分子として注目を集めるADAM 10及びADAM17の2つの分子に着目した。両分子の急性増悪における病態への関与は未解明な事が多い。COPDや急性増悪モデルにおいてmRNAの発現変動を認めた事、その発現変動にIL-17Aの関与が示唆された事はADAM10及びADAM17両分子に新たな知見をもたらすものと考え、今後のさらなる研究が望まれる。

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公開日: 2020-03-30  

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