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2020 年度 研究成果報告書

肺発生時の上皮細胞運命制御とプログラムされた細胞老化におけるPtenの役割

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16051
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関宮崎大学

研究代表者

三浦 綾子  宮崎大学, 医学部, 助教 (70710903)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード肺発生 / Pten / 老化
研究成果の概要

哺乳類の正常な胚発生のためには、適切な細胞運命決定とプログラムされた細胞老化が重要である。肺発生時の上皮幹細胞・前駆細胞の分化におけるPtenの機能解析はこれまで詳細に検討されていない。この研究では、これまでの研究結果と予備実験の結果に基づいて、肺上皮特異的Pten欠損マウスを用い、肺上皮Ptenの機能を網羅的に解析した。上皮Ptenは、細胞運命決定の制御と紡錘体形成調節による「プログラムされた細胞老化」を制御していることを明らかにした。肺発生における細胞運命制御と形態形成分子機構を解析することは、発生学一般における臓器形成のプログラムを解明することに寄与する。

自由記述の分野

呼吸器基礎研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

正常肺発生における上皮Ptenの役割を、「上皮細胞運命制御」と「プログラムされた細胞老化」という本質的な視点から網羅的に解析し、普遍的な臓器形成の分子機構解明に資することを目的とした。本研究では、肺上皮特異的Pten欠損マウスを用い、上皮Ptenが与える肺構成細胞の細胞運命制御と、肺形態形成に重要な「プログラムされた細胞老化」への影響を解析した。本研究の推進は、肺上皮細胞での分化方向決定と細胞老化のメカニズムを解析するだけでなく、COPDやIPFをはじめとする多様な呼吸器リモデリング疾患の病態解明と治療薬開発に繋がる臨床応用への研究展開も期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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