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2017 年度 実施状況報告書

肺非結核性抗酸菌症の病態予測バイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K16067
研究機関独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター)

研究代表者

藤田 浩平  独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 展開医療研究部, 研究員 (10790876)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード肺非結核性抗酸菌症 / コレクチン / 抗菌ペプチド / フレイル / 骨密度
研究実績の概要

肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)のバイオマーカー探索のため、肺NTM症患者のBAL液と血清を前向きに保存している。
平成29年度においては患者の集積を行うため肺NTM症疑いで気管支鏡検査を施行する患者の臨床研究参加を募り、2017年4月から2018年3月末までに31名の患者をリクルートした。このうち肺NTM症と確定した患者は13名で、その他18名は中葉症候群もしくは気管支拡張症と診断した。目標症例数(50症例:肺NTM症25名、その他25名)に届いた時点でBAL液、血清中のコレクチン、抗菌ペプチドなどを測定する予定である。3年間で50症例を目標症例数としており、予想より早く目標症例数に達する見込みである。本研究で集積した患者の臨床データとフレイルアンケート調査との結果も同時に解析しており、一部のデータを用いて2018年のEuropean Respiratory Society International Conferenceで発表予定である。
またプレリミナリーな研究として、少数例の患者を対象としてBAL中および血清中の抗菌ペプチド、ビタミンDおよび胸部CT検査から得られた椎体の骨密度を測定し、臨床情報との相関について検討し現在論文投稿中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

年間の目標症例数を上回るペースで患者の集積ができている。少数例でのプレリミナリーな解析結果は論文投稿中である。同一コホートの臨床データ解析を元に国際学会発表の準備も進めている。

今後の研究の推進方策

引き続き症例集積を行い、目標症例数に達した時点で、まとめてバイオマーカーの測定を行う予定である。また臨床データとの相関、フレイルスコアなど新たな指標との相関についても解析を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

コスト削減のため目標症例数に達したのちにまとめて全症例のバイオマーカー解析を行う予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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