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2018 年度 研究成果報告書

RAA系によるMR-pendrin系の制御機構とその病態生理学的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16074
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腎臓内科学
研究機関東京大学

研究代表者

広浜 大五郎  東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (20749353)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードPendrin / アンジオテンシンII / アルドステロン / 鉱質コルチコイド受容体 / MR / 間在細胞 / 塩分欠乏
研究成果の概要

腎集合管間在細胞における鉱質コルチコイド受容体-pendrin系によるNaCl再吸収機構が提唱されているが、その発現制御や病態生理学的意義は不明な点が多い。
本研究では低食塩投与マウス、副腎摘出マウスを用い、塩分欠乏時のpendrin活性化にはアンジオテンシンIIとアルドステロンの両者が不可欠であり、また両者には相乗効果があることを明らかにした。また、pendrin欠損マウスを用い、塩分欠乏時にpendrinが血圧を正常に維持するために重要な役割をしていることを明らかにした。さらに、アルドステロン過剰状態の塩分充足時に、pendrinが低カリウム血症発症に抑制的に作用していることも明らかにした。

自由記述の分野

腎臓内科学、高血圧学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は体液ホメオスターシスと血圧制御の機構においてpendrinの役割の重要性を指摘した。これはpendrinの異常活性化が食塩感受性高血圧を発症させうることだけでなく、pendrin阻害剤が新たな高血圧治療薬となりうることも示唆している。

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公開日: 2020-03-30  

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