研究課題/領域番号 |
17K16090
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
水本 輝彦 熊本大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80749193)
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研究協力者 |
向山 政志
桒原 孝成
梅本 周朗
藤本 大介
神吉 智子
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | MRP8 / 糖尿病性腎症 / マクロファージ |
研究成果の概要 |
MRP8に関して既報ではTLR4を介した炎症による報告であったが、今回の研究でIRF3を介した炎症が影響している可能性を見出した。しかし、機序がはっきりしなかったため、エクソソームに注目し、メサンギウム細胞のエクソソームでマクロファージが活性化されていることを見出した。さらにエクソソームを介した炎症を抑える薬物の同定を開始した。3300化合物の中から1次スクリーニングで、抑制率 40%以上が得られた421化合物を2次スクリーニングへ進めている。
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自由記述の分野 |
腎臓内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病において進行を予防する手段は限られており、新規薬剤の開発が望まれている。糸球体内におけるエクソソームを介したマクロファージの炎症・ERストレスによる腎障害の進行の可能性を認めた。機序ははっきりしていないが、腎障害の進行を抑制する薬剤の同定を開始した。3300化合物の中から1次スクリーニングで、抑制率 40%以上が得られた421化合物を同定し、更なるスクリーニングを進めている。すでに臨床使用されている薬剤も含まれており、早期に慢性腎臓病に使用可能な薬剤となる可能性がある。
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