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2018 年度 実施状況報告書

酸性オルガネラによるV-ATPaseを介した新規腎線維化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16092
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

矢花 郁子  東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (60778596)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード腎線維化 / 酸性オルガネラ
研究実績の概要

本研究の予備実験として、腹膜中皮細胞におけるTGF-β刺激に対するVATPaseの役割について検討し、本試験における実験手技およびプロトコールの確立を行った。この研究成果をまとめ英国科学誌に投稿、追加研究を行い報告した。また予備実験として、糸球体ポドサイトや尿細管や集合管細胞におけるTGF-β刺激の線維化形態について検討し、TGF-βの容量を検討した。文献的にVATPaseの抑制メカニズムを調査し、試験的にsiRNAや薬剤による抑制を検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

夫の留学により、2017年度中に日本での研究が減り、海外での論文調査や作成を行い、帰国時に研究を行った。2019年度は最終帰国予定であり、尿細管細胞や糸球体上皮細胞、内皮細胞に線維化の誘導を行い、VATPaseの抑制による形態変化を評価し、腎線維化における酸性オルガネラの機序を明らかにする。

今後の研究の推進方策

研究代表者帰国後より研究を再開し既に報告している論文の内容をもとに尿細管細胞でも実験を行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

2017年11月より夫の留学に伴って海外渡航したため、研究計画が遅れ2020年3月までに研究期間を延長していただいたため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Acidic organelles mediate TGF-β1-induced cellular fibrosis via (pro)renin receptor and vacuolar ATPase trafficking in human peritoneal mesothelial cells2018

    • 著者名/発表者名
      Oba-Yabana Ikuko、Mori Takefumi、Takahashi Chika、Hirose Takuo、Ohsaki Yusuke、Kinugasa Satoshi、Muroya Yoshikazu、Sato Emiko、Nguyen Genevi?ve、Piedagnel R?mi、Ronco Pierre M.、Totsune Kazuhito、Ito Sadayoshi
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 8 ページ: 1-14

    • DOI

      10.1038/s41598-018-20940-x

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 腹膜中皮細胞における(プロ)レニン受容体の役割の検討2018

    • 著者名/発表者名
      廣瀬卓男 矢花郁子 高橋知香 衣笠哲史 室谷嘉一 伊藤貞嘉 森建文
    • 学会等名
      日本透析医学会
  • [学会発表] ポドサイト障害に対するVATPaseの評価2018

    • 著者名/発表者名
      松木琢磨 森建文 高橋知香 矢花郁子 大崎雄介 廣瀬卓男 熊谷直憲 伊藤貞嘉
    • 学会等名
      日本腎臓学会

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公開日: 2019-12-27  

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