本研究では、副甲状腺受容体を介して機能を制御するmiRNAを同定するため、腫瘍化や機能制御に関連するmiRNAがSHPTの進展予測および治療抵抗性のマーカーとして機能するかを検証した。 二次性副甲状腺機能亢進症患者から摘出した副甲状腺の最大腺および最小腺より抽出したRNAを用いてNGS RNAシーケンサーを使用しmiRNAの網羅的解析を行った。 代表的な20配列中で既知の機能を持つmiRNAの他に新たに4つの配列で有意差が認められた。In vitroでこれらの配列が3’UTR領域における相補配列を有する標的mRNAに対する機能を検討したところ、p21/27に関連する作用が認められた。
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