今後の研究の推進方策 |
平成30年度も引き続き、遺伝子解析未施行の残りの孤発性ALS検体に対して網羅的なシーケンスを行った上で抽出されたvariantについて解析を施行する。さらに平成29年度に施行した症例も含め孤発性ALS患者遺伝子解析データとMMSE,ACE-R,MoCA-J,RCPM,FAB,Stroop test,数唱,語想起,ADAS-J.cogなどの高次脳機能検査データ、頭部MRI拡散テンソル画像や脳血流シンチなどの画像データ、前向き臨床データを比較検討する事によって、ALSの高次脳機能に影響する遺伝子多型、遺伝子変異を検索する。高次脳機能障害を持つALS患者群と持たない患者群でのvariantの頻度をLogistic regressionまたはCochran-Armitage testを用いて比較する。
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