研究成果の概要 |
ヒトプリオンタンパク発現マウス(KiChMマウス)に孤発性クロイツフェルトヤコブ病由来のプリオン株を頭蓋内接種して、有効な投与条件を検討した。感染マウスの発症前(感染80日後)と発症後(感染110日後)にヒト不死化骨髄間葉細胞(MSC)を投与した。その結果、発症後投与群でも対照群と比較して15日間生存期間が延長した。さらに、投与細胞数を検討したところ、1,000,000個投与群は対照群と比較して有意な生存期間の延長が認められたが、2,000,000個投与群では生存期間が延長しなかった。以上より、hMSCはマウスの発症後から1,000,000個投与すればよいことが分かった。
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