今後の研究の推進方策 |
●骨格筋の糖代謝・成長に対する役割については、主にIGF-1受容体シグナルが障害されていることが示唆されたが、ウエスタンブロット法ではAktのリン酸化までしか確認できていないため、当初の予定通りGSK3β, AS160, TBC1D1といった下流分子のリン酸化の検討、骨格筋へのブドウ糖取り込み量の測定を進めていくとともに、骨格筋の成長障害という観点から、mTor, S6Kといった分子についても検討を行っていく方針である。また、平行して骨格筋の成長障害について組織学的評価も行っていく方針である。 ●運動時の骨格筋における役割に関しては、本研究目的に合致した運動プロトコールの条件検討を行い、運動中の呼吸代謝測定および運動前後の血糖値の変化を測定する予定である。
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