• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

肥満形成におけるポリアミン合成と脂肪酸合成の関連性の解明と創薬ターゲットの探索

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K16156
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 代謝学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

田島 彩沙  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20780688)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードポリアミン / アンチザイム / ATPクエン酸リアーゼ / 肥満 / 脂質代謝 / 脂肪酸
研究成果の概要

ATPクエン酸リアーゼ (ACLY)は、アセチルCoA生成酵素で脂肪酸合成に関与している。今までの研究で、ポリアミン調節因子アンチザイム (AZ) がACLYと結合して活性を増強させ、アセチルCoA生成を増加させることを明らかにした。本研究では、ACLYのポリアミン代謝系に対する作用を調べ、脂肪酸代謝との相互作用について検討した。ACLYが脂肪酸合成系に利用されるだけでなく、ポリアミンのアセチル化にも消費されていることが分かり、両代謝系が密接に関与していることを示唆した。

自由記述の分野

脂質代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人の肥満者(BMI≧25)の割合は、男性 30.7%、女性 21.9% (平成30年度国民健康・栄養調査結果)とされ、肥満は糖尿病・高血圧・脂質異常症と同様に、改善を必要とする生活習慣病であり、効果的な抑制策が必要とされている。そのため、肥満メカニズムの解明は重要であり、本研究により明らかとなった新たな機能から、ACLYを分子標的とする脂肪酸合成系とポリアミン代謝系の両方に影響を及ぼす物質の検索をすることで、今後の肥満の予防法・治療法への応用が期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi