研究課題
若手研究(B)
脂肪組織から分泌されるレプチンは、交感神経の活性化を介し、骨吸収の促進・骨形成の抑制に寄与することが動物実験により明らかとなっている。しかしながら、レプチンとサルコペニア・フレイルとの関連は十分に明らかにはされていない。我々は、2型糖尿病患者において、様々な背景因子と独立して、血漿レプチン濃度が橈骨皮質骨厚と関連することを報告した。これらのことから、レプチンがサルコペニア・フレイルに関連することを示した。
代謝内分泌
肥満患者におけるサルコペニア・フレイルの発症メカニズムは明らかにされていなかったが、本研究により脂肪細胞から分泌されるレプチンの関与が明らかとなった。本研究により、肥満患者における減量をかいしたレプチン抵抗性の改善が、サルコペニア・フレイルの進展予防につながることを明らかにした。