変形性関節症由来の滑膜線維芽細胞において炎症性サイトカインの曝露下でPKR1の発現が増加し、PK2の刺激により滑膜線維芽細胞からの炎症性サイトカインの分泌を抑制したのに対し、関節リウマチ由来の滑膜線維芽細胞において炎症性サイトカインの曝露下でPK2、PKR1の発現が低下し、PK2刺激による炎症性サイトカインの分泌抑制が生じないことが明らかになった。以上より関節リウマチ由来の滑膜線維芽細胞においてPK2の感受性が低下することにより、PK2の感受性が低下することにより炎症抑制起点が作用せず炎症が慢性化に関与している可能性が示唆された。
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