当研究では難治性の白血病である中枢神経に浸潤した白血病の遺伝学的、分子生物学的特徴を、患者検体や免疫不全マウスで増殖させた細胞を用いて多角的に解析した。その結果として中枢神経浸潤白血病細胞の低酸素領域に生存する細胞の特徴を標的とした新しい治療法を提言した。(Blood. 2017;129: 3126-3129.)。さらにはがん免疫療法として注目されるCART細胞療法を用いた中枢神経浸潤白血病に対する新規治療戦略を提示した。(Mol Ther Oncolytics. 2020 :26;18:37-46.)
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