研究実績の概要 |
適切な睡眠環境は,認知機能などの発達に不可欠であり,睡眠障害は高次機能障害の関連が指摘されている.出生後から新生児のサーカディアンリズムが確立される過程は不明な点が多く,サーカディアンリズムを考慮したケアなどは検討の余地を残している. 本研究では, 内分泌マーカーである尿中コルチゾール・6-sulfatoxymelatoninを用い生体リズムの解明を目的とし、新生児のサーカディアンリズム確立の過程や操作因子の解明することにある。 本年度は、以前から集めていた検体を含めて、正期産児10例の出生後の7-10日間の尿中コルチゾール・6- sulfatoxymelatoninを採取ができた.また、早産児症例は5例ほどの検体を修正38週頃に7日間の検体採取を施行可能であった. 現在、検体の解析を高次脳機能研究所の岡村尚昌先生に随時施行していただいている。また、これら症例の臨床変量などを随時まとめており、解析結果との比較検討を予定している。
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