EBウイルス関連T/NK細胞増殖症として主に小児に発症する光線過敏症で種痘様水疱症があるが、紫外線による皮疹形成機序は不明で、また、発熱などの全身症状や血液異常、悪性化も認める全身型種痘様水疱症も病態について不明な点が多い。本研究により、CXCL12がEBウイルス感染γδT細胞の皮膚への遊走に関与し、紫外線により表皮角化細胞からMDCが放出され増殖能を得ることを解明した。非バイアス次世代TCRレパトア解析にて皮疹部には末梢組織型Vδ1が選択的に浸潤する可能性を見出した。さらに全身型種痘様水疱症ではEBV感染大顆粒リンパ球においてCD16/56共発現が腫瘍量の代用マーカーになる可能性を見出した。
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